2019年1月27日日曜日

明日からの授業に興奮している

明日からの授業が楽しみだ。
明日から、じゃないな。
冬休みの課題から始まっている一連の学習に、何より自分がわくわくしっぱなしなんだ。

4年生の社会科。
子どもたちは冬休みに、新聞などから、1つニュースを取り上げて、それについてレポートを書いている。
冬休み明け、そのレポートをグループごとにじっくり読み合った。
今、社会には数多くの解決すべき課題があることを実感しただろう。

先週は、教科書にのっている玉川兄弟について学んだ。
江戸の水不足という当時の喫緊の社会課題の解決に挑んだ兄弟だ。
1ⅿにつき、わずか2mmしか高低差がとれないという平らな土地、水が染み込んでいく場所やぶち当たる岩盤といった多数の地理的難題。
突きつけられる資金難。
そして、それらを乗り越えた先にあった、社会の変化。
社会課題とそれに対する解決へのアイデア、乗り越えなくてはならない困難、課題が解決したときの社会変革。
社会をよくしたロールモデルとして、とても分かりやすいストーリーだと思う。

そして、今週から始まる授業では、現代の玉川兄弟として、3回の授業で6人の人に、自身のことを語ってもらう予定だ。
6人は全員が起業家もしくは自分のプロジェクトを行っている人たちで、僕より若く、情熱的で、とにかく魅力的だ。
1回の授業に2人ずつ来るので、授業の後半は僕も含めた3人と子どもたちとのおしゃべりの時間もとれたらと思っている。
ひとりずつ来るよりも、予定調和ではないおもしろい化学反応がきっと起こるはずだ。
なんとも贅沢だ。
6人とも個性的で、話していて、わくわくさせられる人たちだ。
社会が人の手、情熱によってより良く変わっていくことを感じさせられる人たちだ。
(より良いって何だろうとも考えるきっかけになるかもしれない。)
子どもたちに早く会わせたい。
子どもたちはどんな反応をするだろう。
その心に何が生まれるだろう。何が灯るだろう。

6人の話を聞いたあとは、子どもたち自身が「社会をより良くするアイデア」を練ることになる。
子どもたちひとりひとりに、現実の社会課題を解決することや、自分自身が社会に投げかけたいことについて、立案してもらう。
レポートを書き、1分の原稿にまとめ、発表する。

ああ、どうなるだろう。どんなアイデアが出てくるんだろう。僕の心は動かされるだろうか。

楽しみでならない。

子どもたちと、社会を本気で変えようとしている若者を出会わせたい。
子どもたちに、社会は人の手によって変わっていくものだって感じてほしい。
社会はよくわからない偉そうな誰かによって動かされるのではなく、私と私たちによって変えていくものだって、そんなふうに思ってほしい。
そう、これは僕なりの民主主義を先に進めていくための授業なんだ。


と、興奮気味に書いた。
授業に興奮できるなんて幸せだなと思う。
この流れを思いついて、起業家の人に協力を仰いだら、みんな2つ返事で了承してくれた。
井上さん、須知さん、藤原さん、篠原さん、亮造に岡根谷さん。今回は予定が会わなかったけれど、他に協力をしようとしてくれた方もいる。
授業はまだだけれど、すごく感謝をしている。
それから、その人たちに出会わせてくれたボスに桐ちゃん、ピッチのアイデアをくれた堀井さん。
それにこの授業をしたいって思った源流には岩瀬さんや井桁の存在がある。
ありがとうございます。

人との関わりのなかで、僕の授業、子どもと行う学習も作られていく。
だからこそ、子どもたちにたくさんの魅力的な人に会わせたいと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿