2020年4月19日日曜日

4月17日18日

金曜日
金曜日はオンライン自習室が行われた。
ゆるやかにつながれる場所を作りたいと思って作った場だったけれど、いったいどのくらいの参加があるか分からなかったから不安だった。
20分くらい前に開設すると、開始時間を待たずに次々と入ってくる2年生たち。
少しの説明で画面の前で勉強を始める。
それがうれしい。
びっくりするほどみんな真剣にやっている。
雑談を投げかけるのはもっぱら有馬だけ。
ああ、この感じ。
教室といっしょだ。
子どもたちが真面目にやっているのをじゃまする有馬。
子どもに注意されて、くすくす笑い声が聞こえてくる。
子どもたちのため、なんて言いながら、これは自分のためだなって分かった。

専科の方に残り10分くらいになったら子どもたちに何かしませんか?
そう声をかけていた。
Sさんは読み聞かせを、Iさんはピアノ演奏、Tさんは絵を使ったしりとり。
それぞれ専門性を活かしたことをやっていた。
みんなうれしそうだ。

ピアノの演奏のときの子どもたちの様子が印象的だ。
曲が始まると、みんな画面を見つめていた。
音に誘われた家の人たちが集まってくる。
いいなあ。
それは音楽を聴く環境としては非常に粗末なものだったんだろうけれど、でも音楽の持つ力をまじまじと見た気がした。
たとえ粗末な音であっても、音楽なんだ。
ささくれだつ心をなでるような優しさが音楽にはあるんだろう。

午後は、友人の子どもたちにオンラインでアクティビティをした。
オンライン授業を見越して練習をさせてもらったのだ。
これがカオス。
なかなか活動的なことをリアルタイムでオンラインでやるのは難しい。
音声と画面の遅延がアクティビティではテンポが生まれるのを阻む。
また、体を動かすと画面から顔が離れ、声が聞こえなくなってしまう。
ふうむ。
難しい。
後輩からその後ダメ出しをくらうこともあったが、子どもたちはおおむね楽しんでいたようだった。
この経験を活かして来週もやることにした。
模索していきたい。とにかく、やってみることだ。
それにしても、20代のころの夜遊び仲間と、今になってこんなつながりがもてることがすごくうれしい。

夕方はロイロの講習。
講習内容はおそまつだったが、ロイロノートに触れたことはよかった。
完全なツールで、ロイロを入れたから授業ができるわけじゃない。
結局1から授業づくりを考え直さなきゃいけない。
というよりも、学校を1から考え直さなきゃいけないと思う。
今できること。できるけどやらないほうがいいこと。そのうえで保護者にどう納得してもらうか。
できることをつめこんで、結局誰もが苦しいことになるのは、僕らはもう痛いほど経験しているはずだ。
繰り返したくない。


土曜日
突っ走ったこの2週間の骨休めの日。
と言いながら、紙芝居動画の収録を行った。
喜んでもらえるだろうか。

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